最近は・・・こんな感じです   その5

網走のホテルで会社の観楓会があった。
北海道だけで行われているこの行事は、
体の良い秋の飲み会なのである。
3台の車に14人が分乗して出発。
オレはもちろんオートバイで単独行動に出た。
R39を北見方面へとひたすら走る。
嬉しいことに今日は寒いなとは感じない。
大雪湖も石北峠も秋一色の景色になっている。
ご覧のように、白い雲をトッピングした青空には、
季節が彩る天然色が見事に映えています。
期間限定、見慣れたはずの峠の景色も格別です。
でも、そうなのです。
間もなくオレ達のシーズンも終わってしまうのです。

北見から裏道を走り、
途中にある航空公園でちよっと休憩。
山岡家で大盛りのラーメンを食べ、
一気に美幌峠へと駆け上がる。
薄曇の峠からは残念な事に、
期待していた絶景は見られませんでした。

和琴の湯、コタンの湯、池の湯、赤湯、
そして砂湯と次々に立ち寄りましたが、
汚れていたり、老夫婦の先客があったりで、
結局はコタンにだけ浸かりました。
摩周湖を眺め、川湯摩周の駅でボーっとします。
そういえば何故かボーっとする場所は、
JRの駅が多い・・・。
その後、硫黄山でみんなと合流して、
今夜の宿「オホーツク渚亭」へと向かったのだ。

10月初旬

寝起きの悪い連中を尻目に、
さっさと走り出すことにした・・・が、
玄関を出てびっくり、
ツアーの爺さん連中にX4は取り囲まれていた。
その後、暇な爺さん達の質問攻めにあったのは、
言うまでもありません。
秋晴れの中、能取岬へと走る。
遠くに灯台が見えてきたので、
オートバイを停めてみる。
なんか・・・ちょっとだけ良い!?もしかして、酔い?
昨夜の酒はまだ効いていたのかも知れない。

もう一度ホテルに戻り、
出発準備の整った連中に勝手に走ると告げる。
途中、どこかで昼寝でもするとしよう。
どこか小さな町の中をグルグルと探検してやろう。
後は、一晩中潮風に晒されていたX4を洗車だな。

帰り道、サロマの道の駅で、
オートバイを自販機横に停めた瞬間、
そのわずか一瞬でオレは、
漢字だらけの言葉を話す連中に取り囲まれた。
金持ちらしいオジさんオバさん連中は、
片言の日本語で次々とオレに話し掛けて来ます。
中には、グリップを妙な手つきで握って、
ゲラゲラと笑い出すオバさんまで・・・。
5分以上、ヘルメットも脱げない状態でした。
気が付けば、売店のお兄ちゃんからも、
たっぷりと同情の眼差しが注がれています。
恐るべし、漢字を巧みに使いこなす連中よ・・・。
お前達が時間一杯で立ち去った後、
オレは居所が見付からず、
ヘルメットも脱がずに走り出したんだぞ!!
バカヤロー!!!
X4、大人気の一日でした。

久しぶりに林オヤジと走る事になった。
本当に随分久しぶりの事である。
ヌプントムラウシへでもと思ったのだが、
時間的に日帰りではキツく、
三国峠越えということで話がまとまった。
それじゃあ岩間温泉でジンギスカンでも・・・、
残念だが時期的に熊がコワいので、
これも却下となりました。
寒くて日が短くて、環境にも恵まれない。
秋という季節はライダーにとても冷たく当ります。
しかも間もなくシーズンが終了となるのです。


8時30分に林オヤジ宅へ迎えに行く。
ツーリングはほとんどが南へ向かう。
したがって、走行距離はいつもオレが多いのだ。

上下しっかりとオーバーウェアに身を包み、
どんよりとした曇り空の下を走り出した。
出来れば雨には当りたくないものだが・・・。

10月中旬

層雲峡の手前、高圧線の鉄塔の下に、
それは見事に真っ赤にと染まった紅葉を発見。
気付くのが遅れ、通り過ぎてしまったが、
せっかくだから一人引き返して写真を撮った。

腹を空かしたヒグマは怖いのだが、
一人じゃないのだからと林道を走す。
雨に濡れたダートの、
跳ね上がる泥にとことん閉口しながら。

辿り着いた岩間温泉は・・・、
ご覧のように、それはそれは最高なのでした。

林道もすっかり秋模様。
今年はもう、この林道を走ることはないだろう。
来年ここへ来れるのは6月くらいになるだろうか。
ここは北海道で一番雪解けが遅いのだ。
間もなく降るだろう雪に散々悪態を付きながら、
いつもの鹿の谷の湯に浸かる。
ここもこれが今年最後になるかもしれないな。
ライダーにとって長い長い冬がまたやって来る。
露天の硫黄泉の湯に浸かりながらも、
目の前には秋化粧の山々だけが広がっていた。
ところで今日の帰り道もオレ達の定番、
よし乃の味噌ラーメン・・・食べるんだよな!?

林オヤジは朝イチで屈斜路湖へ向かった。
休みだろ?一緒に走ろうぜと誘われたが、
残念な事に午前中は仕事が入った。
それでも青空が口惜しかったので、
昼から吹上へと走る。
運が悪いのか本日11時をもって、
白金温泉側からの登りは通行止め。
もしかして吹き上げの湯も、
これが今年最後となるかもしれない。
熱すぎるはずの吹き上げの湯も、
冷え切った身体には・・・最高だ!!!
珍しく、長湯など楽しんでみた。

10月中旬その2

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